このブログで言いたいことは、
クエリの集計は、MOSで必須出題項目です。
目次
ACCESSのMOS試験対策 その4
こんにちは。伊川(@naonaoke)です。
今回もACCESSのMOS試験対策を紹介します。
今回、紹介する内容は、MOS試験でも、実務でもよく使います。
意外と知っているようで、知らない内容です。
ACCESSは、VBAでも、入力フォームでもありません。
VBAや、入力フォームは、データベースを作成するための道具です。
ACCESSを利用してやりたいことは、完成されたデータベースから、データを抽出することにあります。
ここが本当に重要です。
派手なフォームを作るというようなことではありません。
この抽出が、クエリなのです。
派手なことは、Excelに任せて、データベースが完成したら、クエリを勉強する必要があります。
言い換えれば、データベースを作成するには、抽出しやすいようにデータベースを作成する必要があります。
現在、過去ではなく、未来に起こりえることも想定してデータベースを作成しましょう。
このブログはこんな人にお勧め
- クエリとは何かわからない人
- クエリでデータの抽出方法がわからない人
- クエリが便利と思っていない人
解決
クエリを設定しておくことで、カンタンに集計ができます。クエリは、データベースに入力された値を、変幻自在に変える魔法のアイテムです。
これを理解できないと、ACCESSは、面白くないです。
クエリ
クエリとは、データベースに対する命令文です。
このデータを抽出しろ!と命令をするのです。
この命令の方法は、SQL文で行います。
ACCESSは、カンタンにSQL文を書いてくれるのもスゴイですね。
では、必ず出題される問題を紹介します。
クエリ 出題 その1 範囲を抽出
例えば、料金で、1,000円~5,000円を抽出しなさいという問題が頻繁に出題されます。
販売価格が、1,000円以上、5,000円未満のデータを抽出しなさいという問題は必ず出題されます。
このように記載します。
これが、実行結果になります。
クエリ 出題 その2 集計クエリ
顧客別に、売上の合計を出しなさい。
このような問題が出題されます。
では、まず、売上の合計を算出します。
ここは、単純に掛け算なので問題はないと思います。
このような結果になりした。
会社別に売上の合計金額を算出するには、集計クエリを使います。
集計ボタンを押すと、グループ化されます。
このグループ化がスゴイ機能です。
同じ値を1つにまとめてくれるのです。
Excelでは、こうはいきません。
クエリ 出題 その3 集計クエリで合計
一瞬で合計が出ました。
この集計クエリを理解した瞬間に、ACCESSは、私にとって、さらに面白いアイテムになりました。
この集計クエリで,会社のシステムが出力するCSVファイルから、KPIをカンタンに集計できるようになりました。
Excelでは、こうはいきません。
このクエリを、Excelに転送することで、SUMIF関数等で、綺麗に装飾することも可能です。
ここがポイント
MOS試験で、なぜ、集計クエリが出題されるのかと言うと、使える人がいないからです。せめてMOS試験で勉強して、実務で使えるようにするためだと思います。基本書を読んで、最初は、フォームの作成等が気になり、クエリをおろそかにします。しかし、ACCESSはクエリなのです。データベースから、自由自在に、データを算出できるようになると、ACCESSは本当に面白くなります。
まとめ
ACCESSのMOSの出題範囲を確認すると、どうでもいいこともあります。
しかし、この集計クエリだけは別です。
しっかりと、スキルとして身に着けてください。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回のサンプルファイルは、No206です。
わからない事を延々と考えるのは、無駄です。
- なんで作動かないの?
- もうやだ!VBAなんか嫌い!
- ネットで調べても情報がない!
必ず作動するコードが、ここにあります。