これが集計クエリのハンパない威力!
こんにちは。伊川(@naonaoke)です。
今回は、集計クエリを紹介します。
以前に集計クエリは紹介したことがあります。
その記事は下記を参照してください。
この記事は、私が架空の数字で行ったものです。
架空のデータは、基本書のサンプルのようなもので、実際には面白くないです。
今回は、競馬ネタになりますが、集計クエリのサンプルとしては、いいものが出来ました。
ぜひ、参考にしていただければと思います。
このブログはこんな人にお勧め
- ACCESSの初心者の人
- ACCESSでExcelのような集計をしたい人
- ACCESSでクエリの意味がイマイチ理解できていない人
このブログを読み終わるころには・・・・・
私も初心者のころ、ACCESSでどのように集計するのか分かりませんでした。基本書には、あまり、集計クエリは紹介されていません。その点を重点的に解説しますので、ぜひ、みなさんのスキルにしてください。
集計クエリ
文字通り、Excelのような集計をクエリで行います。
Excelの感覚で行くと、すべてのフィールドにどのように数式を入れるのかと考えます。
しかし、その感覚で行くと理解できなくなります。
クエリは、Excelのようなセルというような概念はありません。
縦列を基本に、カウント、合計、平均等を算出します。
その利便性を習得すると、Excelの集計が、馬鹿らしくなるくらいに便利なのです。
集計クエリ 作業手順 その1 データベース確認
この表を、私が利用しやすいように、整形して、ACCESSに格納しています。
指標をACCESSに格納した状態です。
最終的には、下記のようなフォームを作成したいのです。
フォーム自体のソースは、集計クエリを利用しています。
では、クエリの作成を紹介します。
集計クエリ 作業手順 その2 集計クエリでグループ化
指数90で絞り込みます。
指数90のデータは、全部で326個のレコードで構成されています。
このように、一瞬で集計されます。
改コンピ(コンピ指数)が90、改コンピ能力(コンピ能力)をグループ化します。
そうすると、ACCESSは、改コンピ(コンピ指数)が90、かつ、改コンピ能力(コンピ能力)が1位のものをグループ化してくれます。
※コンピ指数は、ACCESSに取込むときは、理由があって、文字として取り込んでいます。
それを数値型へ変更しているので、改コンピとしています。
※コンピ指数の90は、コンピ指数の中で、最高値なので、コンピ能力は1位です。
つまり、グループ化することで、改コンピ(コンピ指数)が90、かつ、改コンピ能力(コンピ能力)が1位のものをグループ化することによって、ACCESSは、1行表示することが出来ます。
ここが、スゴイのです。
Excelでは、色々な関数を利用しないと、実装はできません。
集計クエリ 作業手順 その3 グループ化することをカウントする
上の図のように、集計クエリを、グループ化から、カウントへ変更します。
そうすると、改コンピ(コンピ指数)が90、かつ、改コンピ能力(コンピ能力)が1位をカウントします。
そのカウントの結果が、326という事になります。
集計クエリ 作業手順 その4 グループ化したものの平均を算出する
クエリの画面でグループ化から、平均へ変更します。
この操作で、Excelでいうところの、平均を算出できます。
つまり、改コンピ(コンピ指数)が90、かつ、改コンピ能力(コンピ能力)が1位の平均配当が計算されます。
集計クエリ 作業手順 その5 集計クエリ上で、さらに計算をしたいとき
この点も、私が最初のころにはまった点です。
集計クエリ上で、普通の加減乗除等を行いたい場合があります。
その時は下記の図のようにします。
これで、的中率を計算することが出来ます。
Excelなら、こんなに数式が必要です。
10万のデータを利用しているので、これ以上増えると、作動が重くなります。
ここがポイント
集計クエリは、一瞬で計算してくれます。ACCESSの標準機能を利用しているので、速いです。
そして、Excelよりもはるかに便利です。
ぜひ、集計クエリを使いこなせるようになってください。
まとめ
今回は、競馬ネタでしたが、実務で利用できるように紹介しました。
集計クエリも、オートルックアップクエリ同様に、基本技です。
ACCESSは、突き詰めていくと、クエリになります。
データベースから、どのようにして、お好みのデータを抽出するかなのです。
今回は、著作件の問題上サンプルファイルはお渡しできません。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回のサンプルファイルはありません。

わからない事を延々と考えるのは、無駄です。
- なんで作動かないの?
- もうやだ!VBAなんか嫌い!
- ネットで調べても情報がない!
必ず作動するコードが、ここにあります。