私が、ACCESSの勉強を始めた頃、オートルックアップクエリという技があることを知りました。
しかし、やり方がわかりませんでした。
書籍を読んでも、WEB上で検索しても分かりませんでした。
オートルックアップクエリを紹介します。
目次
オートルックアップクエリとは
こんにちは、伊川です。
ACCESSで挫折する人は、主キーの設定ではないでしょうか?
様々な基本書を見ても、主キーの設定方法は記載していますが、そのエラーの対策までは記載がありません。
しかし、この主キーを理解すると、オートルックアップクエリというオマケがついてきます。
今回は、このオートルックアップクエリについて解説します。
オートルックアップクエリとは、なにか?
それは、光速の参照です。高速ではありません。光速です。
しかも、関数、VBAなど利用しなくても設定できる技なのです。
参照といえば、Excelなら、VLOOKUP関数、ACCESSなら、DLOOKUP関数です。
しかし、VLOOKUP関数、DLOOKUP関数なんて、使うのがバカらしくなるくらいの技です。
このブログはこんな人にお勧め
- オートルックアップクエリをしらない人
- 他のデータベースから、値を参照したい人
- VLOOKUP関数が最強と思っている人
このブログを読み終わるころには・・・・・・
VLOOKUP関数よりも、XLOOKUP関数よりも最強であると感じると思います。
オートルックアップクエリ作成手順
参照するテーブルと参照されるテーブルを用意します。
参照されるテーブルとは
下図を見てください。
参照されるテーブルとは、データがすでに入力されているテーブルです。
この場合は、MT_ヒーローとしていす。
参照するテーブルとは
参照するテーブルとは、空のテーブルつまり、なにも入力されていないテーブルです。
この点も重要なのですが、参照するテーブルには、主キーを設定してはいけないのです。
リレーションを設定する。
このリレーションの設定も最初の頃は難しいと思いますが、コツがわかれば簡単です。
リレーションシップの設定手順は下記の通りです。
データベースツールをクリック
リレーションシップをクリック
2つのテーブルをリレーション設定のエリアまでドラック
リレーションを設定します。
鍵マークのついたヒーローから、鍵マークのついていないヒーローへドラックします。
そうすると、下図のようなウィンドウが表示されます。
・確認すべき点は、リレーションシップの種類が、一対多になっていること。
完成したら、下図のようになります。
ここが本当に重要です。
参照されるテーブルには、【1】が表示されます。
参照するテーブルには、【∞】が表示されます。
これで完成です。
オートルックアップクエリを利用する準備をする。
オートルックアップクエリというだけあって、クエリを作成しないと、オートルックアップクエリは利用できません。
これも、私が、理解できない点でした。では、クエリを作成していきましょう。
クエリデザインをクリックします。
下記のような画面が表示されますので、MT_ヒーロー、MT_ヒーロー入力をダブルクリックします。
そうすると、下記のような画面になります。
クエリの項目を設定します。
.
ここが少し難しいのですが、
ヒーローだけ、MT_ヒーロー入力から選択します。
主人公、敵、技は、MT_ヒーローから選択します。
これで完成です。Q_入力として、保存しましょう。
光速の参照を堪能する。
ブログでは感じることができないですが、動画で堪能してください。
ヒーローに、仮面ライダーと入力すると、主人公が、本郷猛、敵が、ショッカー、技が、ライダーキックと自動的に入力できます。
これが、ACCESSのオートルックアップクエリという技です。
基本技といわれる所以は、関数、VBAを使わなくても、参照できるという点にあるのではないでしょうか?。
しかし、ACCESS初心者には、この手順がわからなくて、挫折してしまいます。
ACCESSを利用するときには、忘れないでください。
入力せずに参照するということは、ExcelよりACCESSが優れています。
データベースの原則は、1度テーブルに入力された値は、2度と入力をしません。
その値を参照します。
この考え方が原則です。
Excelの関数等がどんなに協力でも、ACCESSの場合は、標準機能で、参照ができます。
ここが重要です。縦横無尽の検索ができます。
まとめ
ACCESSで、リレーションを理解することが、1番重要です。
そして、リレーションを理解するためには、オートルックアップクエリを理解することが、1番の近道です。
そして、これが、リレーションという事であり、この理屈がわかると、ACCESSは一気に、皆さんの業務を助けるツールに変身します。
今回のサンプルファイルは、No1です。
わからない事を延々と考えるのは、無駄です。
- なんで作動かないの?
- もうやだ!VBAなんか嫌い!
- ネットで調べても情報がない!
必ず作動するコードが、ここにあります。