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SUMIF関数の単純な合計以外の使い方
こんにちは。伊川(@naonaoke)です。
以前にSUMIF関数を紹介しました。
人毎に合計を算出する関数です。
しかし、SUMIF関数にはもっと他の用途で、便利に使うことができます。
問題提起
(株)IKAWAの柄久 瀬瑠子(エク セルコ)は上司から下記のような依頼を受けました。
本日までの合計を自動で計算できるツールをExcelで作成してほしい。
どのように数式を作成するのだろうか?
解決策
・SUMIF関数とToday関数を利用で数式を作成する。
SUMIF関数とToday関数
SUMIF関数は条件付で合計を算出する関数です。
Today関数は、本日の日付を返す関数です。
SUMIF関数で合計する条件が、本日までとなるので、Today関数を使います。
本日までの合計 作成手順1 データベースを確認
上の図のように、本日までの所持金の合計を算出したいとします。
因みに、本日は、2019年12月5日です。
本日までの合計 作成手順2 数式を仕込む
今回は、関数を組合わせますので、少し難しいかもしれません。
赤枠の中に数式を仕込みます。
単品で関数を利用するなら、数式のダイアログに入力するのですが、関数を組合わせる場合は、ベタ打ちのほうがわかりやすいです。
上の図のように「=sumif」と入力すると、SUMIF関数を作動させるために、必要な項目が表示されます。
検索条件:本日まで(Today関数を使う)
合計範囲:所持金を選択
上の図のように、セルC1~セルAB1まで(日付の最後まで)を選択します。
そして、この日付は動かすことがないので、絶対参照にします。
本日までという記載は、ダブルクォテーションと不等号とアンパサダを使って記載します。
本日までが完成したら、後は合計範囲を選択します。
これで完了です。
ここがポイント
今回は、関数を組合わせました。毎日、本日までの合計を修正するよりも、関数を組合わせることで、毎日の修正の手間がなくなります。VBAもワークシート関数も、組合わせることで、とても便利になります。
まとめ
何とか上司の要望に答えることができました。関数を組合わせることが、楽しくなってきた柄久 瀬瑠子(エク セルコ)なのでした。
今回のサンプルファイルは、No61です。
わからない事を延々と考えるのは、無駄です。
- なんで作動かないの?
- もうやだ!VBAなんか嫌い!
- ネットで調べても情報がない!
必ず作動するコードが、ここにあります。