実務上で、ACCESSを1人で利用するということは、ほとんどないと思います。
多人数で利用する場合は、どうしてもACCESSに負担がかかります。
ACCESSの作動が重くなる経験があるのではないでしょうか?
そんな時の回避方法を紹介します。
目次
ACCESSを共有して利用するときの注意点
こんにちは。伊川(@naonaoke)です。
前回は、競馬のデータベースを作成する際に、入力フームのデータを再利用する場合を説明しました。
この方法は、私が1人で利用する場合の方法で、この方法が最適です。
しかし、多人数で利用する場合ですが、私の経験上は、20人が限界です。
一応、公式では、ACCESSの同時利用は、3人~5人だったと思います。
しかし、20人といかないまでも、多人数で利用する場合は、
Microsoftも、ACCESSが起動した際に、●●.laccdbというファイルの脆弱性を認める発言を認めています。
つまり、ネットワークドライブにACCESSを置いて、多人数で利用するのは、ACCESSにとって負担がかかります。
そんな時の回避方法です。
このブログはこんな人にお勧め
- ACCESSを多人数で利用している人
- 一旦フォームに入力したデータを再利用したい人
- ACCESSでVBAを勉強している人
このブログを、読み終わるころには・・・・
非連結と連結の意味が理解できます。この非連結と連結の意味が理解できなくて、困った記憶がありました。そして、非連結のテキストボックスを利用できるまでに、かなりの時間がかかりました。
ACCESSを利用するための第一歩を理解できます。
連結と非連結の入力フォームを利用するメリット、デメリット
連結フォームのメリット
テーブルを直接編集できるで、カンタンです。
基本所は、連結フォームをベースに記載されています。
連結フォームのデメリット
連結フォームのデメリットは、複数人で同時使用している時に重くなることです。
どうして重くなるかというと、ロックが掛かるからです。
ACCESS破損の可能性もあります。
カンタンに復旧できますけど。
非連結フォームのメリット
連結の入力フォームより、少し、難しいですが、汎用性があります。
全部入力して更新ボタン押下で入力チェックしてOKなら更新したい等に使います。
複数人での同時使用に適しています。
非連結フォームのデメリット
VBAの知識が必要です。
ExcelとACCESSの連携のコードが、記載できるなら、問題ありません。
非連結の入力フォーム 作業手順 その1 フォームを確認
非連結の入力フォーム 作業手順 その1 VBAを仕込む
レコードの保存ボタンに、VBAのコードを仕込みます。
非連結ボックスから、テーブルにレコードを転記するコードは似ていると思います。
このコードの肝心なところは、MsgBoxのYes,No判定で、データを残すか、データをクリアするかと判定をしているところです。
クリアするコードを、別に記載して、Callステートメントで呼び出しています。
これと言って目新しいことはありません。
番外辺 ネットワークドライブ上で、ACCESSが破損したら、どうする?
これも、あるあるです。
データべースに矛盾が生じました。
ACCESSが破損しています。
このようなデータが発生した場合の修復方法です。
ネットワークドライブ上のACCESSを、デスクトップに移動してください。
デスクトップに移動したら、ACCESSを起動してください。
デスクトップ上で普通に起動出来たら、ACCESSの修復は、完了です。
もう一度ネットワークドライブ上にもどしてください。
修復したACCESSの名前が変わっていますので、名前の変更をわすれないでください。
また、ネットワークドライブ上でもできますが、修復に時間がかかるため、デスクトップ上にで、修復したほうが賢明です。
ここがポイント
連結の入力フォームでも、通常利用するのは、問題ありません。しかし、多人数でACCESSを利用するときは、注意しましょう。場合によっては、非連結の入力を作成しましょう。
まとめ
重要なことは、非連結の入力フォームは、何もしなければ、テーブルに反映されません。
つまり、残す値、入力する値を選択できます。
どのような状況で、何を利用するかのスキルも、必要なのです。
今回のサンプルファイルは、No216です。
わからない事を延々と考えるのは、無駄です。
- なんで作動かないの?
- もうやだ!VBAなんか嫌い!
- ネットで調べても情報がない!
必ず作動するコードが、ここにあります。