ACCESSを利用するときは、初めからデータベースを作成するということは、ほとんどありません。
通常はデータベースの元となる、CSVファイルや、Excelがあります。
しかし、本当にデータベースを、最初から作成するときはどのようにしますか?
目次
データベースを作成するときは、フォーム以外から入力しない
こんにちは。伊川(@naonaoke)です。
前回は、主キーがないときに、どのようにデータベースを作成するかという内容を紹介しました。
今回は、データベースをはじめからどのように作成するのかを紹介します。
真っ新のACCESSに、テーブルを作成して、フォームを作成して・・・・・・・・
そして、自分なりのデータベースを作成するという手順です。
しかし、完成までは、過去の私の動画を参照してください。
今回は、真っ新な状態から、データを入力するまでのお話です。
ここも、重要です。
データベースを作成する際に、テーブルに直入力をしている人がいますが、絶対にやめましょう。
また、Excelでデータベースを作成して、ACCESSに貼り付ける人もいますが、やめた方がいいです。
特に理由はありませんが、ACCESSには、フォームをいう素晴らしいアイテムが用意されています。
いつも思うのですが、テーブルや、クエリに、直入力していく人は、Excelのスキルしかない人です。
正しくは、ACCESSのフォームを利用しましょう。
今回も競馬ネタですが、題材が競馬であり、考え方は、実務でも利用できますので、最後まで読んでいただければ幸いです。
このブログはこんな人にお勧め
- ACCESSでフォームを勉強している人
- 自分でデータベースを作成している人
- テーブルや、クエリに直入力している人
このブログを、読み終わるころには・・・・
ACCESSの入力フォームの利用の仕方が理解できます。このフォームに関しては、ACCESSでVBAを利用するシーンがたくさんあります。
このフォームに関して言えば、VBAを利用して、出来るだけ作業を簡略化するという考え方がありです。
しかし、派手なVBAを作成するより、正確なデータ入力ができるように、フォームを設計しましょう。
そのためには、エンドユーザーが利用しやすいフォームを作成することが重要になります。
できるだけ、コンボボックスは利用しない
ACCESSを利用して、最初にやりたいことは、コンボボックスの連動でしょう。
しかし、コンボボックスの連動を記載している書籍は、ごく少数でしょう。
私も、ACCESS初心者の頃は、そう思っていました。
今になって理解しましたが、コンボの連動など、需要がないのです。
こんなに便利になったよ。と思っても、エンドユーザーからすると、
長い、長い、コンボボックスから選択するのは、意外に面倒です。
選択ミスをすると、また長い長いコンボボックスから選択するって、私なら嫌です。
その意味も込めて、最強の選択フォームをいう動画を作成したのです。
今回は、その最強の選択フォームをどのように利用するのか?
そして、出来るだけ、クリックのみでデータベースを作榮したいと思います。
データベース作成 作業手順 その1 騎手の名前でデータベースを作成
最強の選択フォームでは、ア行~ワ行でレコードフィルターをかけます。
しかし、騎手の名前にふりがながないです。
そんな時は、PHONETIC関数(フォネティック)があります。
しかし、この関数は、Excelへデータをコピペしたときは、無意味なのです。
VBAで、カナをふる
コードは、超カンタンです。
ループが理解できていれば、特になんてことはありません。
データベース作成 作業手順 その2テーブルを差し替える
以前、紹介した最強の選択フォームです。
この選択フォームのデータベースを差し替えます。
MT_取引先と、F_取引先以外は不要なので削除しましょう。
やっぱり面倒だから、MT_取引先も削除します。
Excelのデータを貼り付けると、エラーが出ます。
それは、騎手が重複しているからです。
エラーは無視してOKを押します。
騎手データが完成しました。
データベース作成 作業手順 その3 最強の選択フォームの手直
反映されないフィールドは削除します。
VBAを一部変更します。
これで完成しました。
データベース作成 作業手順 その4 選択した値をフォームに転送
その前に、1つ、ACCESSのオプションで細工をします。
タブがなくなり、ウィンドウを重ねて表示できます。
この入力フォーム起動をクリックすると、選択フォームが軌道して、
選択した値を、データべース作成用にフォームに飛ばしてくれます。
値を転記するコードは下記の通りです。
但し、このコードは、F_入力が開いていないとエラーになります。
この点だけ注意をしてください。
ここがポイント
スキルがない人でも、利用できます。テーブルに直入力とか、Excelに直入力とかありえません。今、時間を要しても、正しいデータベースを作成するために、入力フォームは作成すべきなのです。言い換えるなら、システムを作成する人は、だれもが利用できるように、心血を注ぐべきなのです。
そして、もう1つは、作成者が、退職したとしても、メンテナンスができるようにしておくことなのです。
まとめ
今回は、私のサンプルファイルの使い方も含めて、記事を書きました。
VBAのスキルを上げたい人に向けて、記載しているのではありません。
VBAを知ることによって、自分がやりたいことをできるようにするために発信をしています。
それが、競馬であれ、実務であれ、動機は関係ありません。
少しの自信でも、それが、大きな飛躍になるかもしれません。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回のサンプルファイルは、ありません。
わからない事を延々と考えるのは、無駄です。
- なんで作動かないの?
- もうやだ!VBAなんか嫌い!
- ネットで調べても情報がない!
必ず作動するコードが、ここにあります。