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データベースの最大の敵を攻略せよ
こんにちは。伊川(@naonaoke)です。
今回は、データベースの最大の敵である、入力漏れを撲滅する技を紹介します。
入力漏れがあると、データベースが正しく機能しません。
以前、上の記事で紹介しました。
この記事と別の方法です。
問題提起
(株)IKAWAの阿久 世子男(アク セスオ)は上司から下記の依頼を受けました。
・データベースの入力漏れが多い。
・正確に入力できるように、入力フォームを回収してほしい。
なにか入力漏れ防止する良い方法はあるだろうか?
解決策
回答
・条件付き書式を設定して、空白のフィールドを目立たせる。・IF構文を使って、入力漏れを防止する。
ACCESSでも条件付き書式は使える
空白なら、フィールドを赤く塗りつぶす
Excelでよく使う条件付き書式です。
意外に知られていませんが、ACCESSでも条件付書式は使えます。
作成手順その1
「書式」⇒「条件付き書式」を選択します。
作成手順 その2
IsNull([車種ID])=True
この式を入力します。
作成手順 その3
これで完成です。
IF構文で入力規制を設定する
上の図のように、プロパティシートを表示させます。
「フォーム」⇒「更新前処理」を選択します。
Private Sub Form_BeforeUpdate(Cancel As Integer) If (IsNull(Me.[メーカー]) Or Me.[メーカー] = "") Then MsgBox "メーカー空欄" Cancel = True Exit Sub End If End Sub
上のコードを入力します。
ここがポイント
ここがポイント
すべてのフィールドに、IF構文を設定しなければなりません。
これがデメリットです。
しかし、入力漏れは、完全に防ぐことができます。
これがメリットです。
まとめ
今回のまとめ
今回は、IF構文を使った入力漏れ防止の方法を紹介しました。条件付き書式よりも強力な方法です。ぜひ、完璧なデータベースを作成してください。
今回のサンプルファイルは、No43です。
毎日の業務が、3時間短縮できます
わからない事を延々と考えるのは、無駄です。
- なんで作動かないの?
- もうやだ!VBAなんか嫌い!
- ネットで調べても情報がない!
必ず作動するコードが、ここにあります。