クエリは、普通、ACCESSでは、デザインビューから作成します。
しかし、SQLで編集は厳しいものがあります。
それは、SQL文が長いからです。
目次
長いSQL文を短く短く 短縮する
こんにちは。伊川(@naonaoke)です。
今回は、SQL文を短くすることを紹介します。
SQL文から、編集するということは、なかなか厳しいですよね。
かといって、SQL文の文法も、ACCESS初心者に難しいですね。
しかし、ACCESS初心者だからこそ、覚えてほしいです。
VBAのコード同様に、SQL文も、テクニックを利用することで、短くできます。
このブログはこんな人にお勧め
- ACCESSを利用している人
- クエリを勉強している人
- SQL文を勉強している人
このブログを、読み終わるころには・・・・
今回紹介するのは、エイリアスという技です。
複雑なクエリは、SQLの知識があれば、デザインビューよりも、
SQL文を使って編集したほうが楽と感じるでしょう。
エイリアスを利用する
そもそも、エイリアスとは、どのようなことをするのでしょうか?
端的に言いますと、テーブルの名前を、勝手に変更するということです。
変更というよりは、テーブルに、あだ名をつけるということです。
下記の記事を参照してください。
ここにエイリアスを、少しだけ記載しています。
つまり、私の本名ではなく、通り名の、伊川直助を、代用しようという考え方です。
エイリアスを利用する 作業手順 その1 もともとSQLを確認する
競馬ネタですが、現在、上記のようなクエリがあります。
SQLに変換すると下記のようなクエリになります。
このクエリのSQL文が、長くなる原因は、
- Q_指数買い目順位2
- Q_指数買い目順位5
上記の文言が、いたる場所にあるからです。
この上記の文言を、あだ名に変えます。
エイリアスは、
- GROUP BY句
- ORDER BY句
- HAVING句
- FROM句
上記の句で、利用できます。
WHERE句では、利用できないようです。
エイリアスを利用する 作業手順 その2 エイリアスを使う
このように記載します。
- Q_指数買い目順位2 AS T1
- Q_指数買い目順位5 AS T2
このように記載することで、T1、T2というものを利用できるようになります。
デザインビューで確認すると、上記のようになります。
デザインビューで確認しても、スッキリしていますよね。
エイリアスを利用する 作業手順 その3 エイリアスを利用するメリット
エイリアスは、当然、ACCESSの基本書には、記載されていません。
しかし、初心者のうちから、エイリアスは、絶対に取得すべきスキルです。
このクエリは、Q_指数買い目順位2、Q_指数買い目順位5を元に作成されています。
Q_指数買い目順位2、Q_指数買い目順位5は、MT_数値追加というテーブルを元に作成されています。
実行するクエリを含めると、MT_数値追加から、3つのクエリを作成しないと、欲しい結果を得られません。
しかし、MT_数値追加から、エイリアスを利用することで、MT_数値追加から、1発で、クエリを作成することができます。
また、可読性が向上して、メンテナンスも楽になります。
今回は、結局、3つのクエリを作成していますが、エイリアスを理解していないと、1発でクエリを作成する手順も紹介できません。
なので、今回はエイリアスを、紹介しました。
ここがポイント
VBAもそうですが、初心者の頃は、長いコードを平気で記載していました。しかし、ループ等を理解することで、長いコードを短くすることができました。ACCESS初心者であっても、長いSQL文を、短くできるという知識は、当然に、持っていたほうが良いです。しかも、SQL文は、公式を覚える感覚なので、是非、皆さんのスキルにしてください。
まとめ
今回は、エイリアスを紹介しました。
次回は、クエリ1発で、表示させる方法を紹介したいと思います。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回のサンプルファイルは、ありません。
わからない事を延々と考えるのは、無駄です。
- なんで作動かないの?
- もうやだ!VBAなんか嫌い!
- ネットで調べても情報がない!
必ず作動するコードが、ここにあります。