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関数の組合せで、左側を検索する
こんにちは。伊川(@naonaoke)です。
以前、INDEX関数と、MATCH関数の組合せで左側を検索する方法を紹介しました。
今回は、別の方法を紹介します。
INDIRECT関数とMATCH関数を組合わせます。
INDIRECT関数は、通常は、連動のコンボボックスを作成するのによく使われます。
伊川は紹介していません。
上の記事のほうがはるかに便利だからです。
INDIRECT関数は、プルダウンよりも、シートごとの串刺集計に使うのが便利です。
問題提起
・名前から社員IDを検索するように簡単なシートを作成してほしい。
・社員IDは、一番左側にあり、VLOOKUP関数は使えない。
なにか良い方法はあるだろうか?
解決策
・INDIRECT関数とMATCH関数を組合わせて左側を検索する。
INDIRECT関数の使い方
INDIRECT関数の使い方 その1 セルを参照する
INDIRECT関数は、セルを参照するときに、文字列で指定します。
OFFSET関数と同じように、少し、トリッキーな関数です。
このシートは、すべて、セルA2を参照しています。
その参照方法は、D列に記載しています。
INDIRECT関数のメリットは、文字列で参照しているため、コピペをしても、参照がずれないことです。
イコールでつないだ場合は、参照するものがないときは、0を返します。
この0を返すために、絶対参照を使うことになります。
しかし、INDIRECT関数は、文字列で指定しているので、普通にコピペしてもセルA2を返します。
INDIRECT関数の使い方 その2 串刺集計をする
上の図を見てください。
各シートのセルA1を返しています。
上の図がシートの名前です。
この串刺集計は、今回は番外編です。
INDIRECT関数とMATCH関数を使って左側を検索する
セルE1を検索値にしています。
ここがポイント
INDEX関数とMATCH関数、今回は、INDIRECT関数と、MATCH関数です。MATCH関数は、本当に偉大だと思います。残念ながら、MATCH関数は、数字を返しますので、単独ではあまり利用しないと思います。しかし、いったん使いこなすと、Excelは本当に楽しくなります。
まとめ
INDIRECT関数は、串刺集計もできます。そして、INDIRECT関数の本当に意味を理解すると、左側も検索できるようになります。ぜひ、みなさんのスキルにしてください。
今回のサンプルファイルは、No51です。
わからない事を延々と考えるのは、無駄です。
- なんで作動かないの?
- もうやだ!VBAなんか嫌い!
- ネットで調べても情報がない!
必ず作動するコードが、ここにあります。