【Excel関数】IF関数で優、良、可、不可の判定

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目次

NET上では、難しいといわれている関数

こんにちは。伊川(@naonaoke)です。

今回は、IF関数について説明します。

難しいといわれている関数ですが、真、偽のように、いかにも数学的な言葉が並びます。

コツを憶えるとカンタンです。

問題提起

 

(株)IKAWAの柄久 瀬瑠子(エク セルコ)は、新人研修ように、テストを作成するように上司から依頼を受けました。

・カンタンなテストをExcelで作成して欲しい。

・○、×の判定ができるようにしてほしい。

・80点以上なら、優、59点以下は、不可、60点~69点は、可、70点~79点は、良の判定をする。

なにか良い方法はないでしょうか?

解決策

 

回答

・IF関数を使って、正誤判定をする
・IF関数を重ねて使うことによって、(ネスト)正誤判定が、限りなく正確になる。・IFS関数を使う
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問題をIF関数で作成してみる


上の図のように問題は作成できると思います。

その赤枠の中に、IF関数を仕込みます。

IF関数はなぜ、難しくかんじるのか?

それは、真、偽というような判定があるからではないでしょうか?

数学で、「真ならば~」「偽ならば~」という証明があるように、IF関数も難しいとおもいがちです。

IF関数をカンタンに解説

上の図の問題ですが、答えは、源頼朝です。

※近年は、色々議論があるようにですが、ここでは、源頼朝を正解とします。


上の図のように、IF関数は、ただこれだけの理屈なのです。


Excelは判定できないときがある


スペースが入るだけで、Excelは別人と判定します。

条件が、源頼朝なので、漢字3文字です。

スペースがあると、Execlは判定できないのです。

ネストを使って、正誤判定を正確に行う

IF関数は、条件判定を、重ねることができます。


これなら、確実に正誤判定ができます。

もっとも、源義経と記載したら当然不正解になります。

しかし、このネストを使うと、Excel自体が重くなります。

IFS関数が登場


上の図のように、できるだけ、Excelに負担をかけないように、IFS関数が登場しました。

この関数には、偽の判定がありません。


上の図のように、#N/Aというエラーを返します。

エラーを自動修正する


上の記事でも紹介しましたが、IFERRORで解決できます。


優、良、可、不可の判定をする

IF関数は、不等号も使えます。


上の図のように条件を重ねていますが、みなさんは、もう数式を変更できますよね。


これが完成形です。

エンジニアが知っている関数 EXACT関数


セルC1に =EXACT(A1,B1) の数式を入力するだけです。

ここがポイント

上の図のように、セルが、等しい、または、等しくないの判定をするときは、IF関数は使いません。
EXACT関数が、等しければ、TRUE、等しくなければ、FALSEを返す、非常にカンタンで優秀な関数です。

まとめ

条件判定は、いかがでしたか?

業務の中で、色々な場面でつかいますので、ぜひ、みなさんのスキルにしてください。

※動画の内容と、若干、内容が異なっています。IF構文で、VBAで判定、Select Case構文で判定は、すでに説明しています。

その点はご了承ください。

 サンプルファイルはNo35です。

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