ACCESSを使いこなすには、クエリを避けて通ることはできません。
クエリは、どのような形にも変化できる本当に便利なものです。
しかし、発送が柔軟ではないために、何時間もハマることがあります。
目次
クエリを使いこなす
こんにちは。伊川(@naonaoke)です。
ACCESSは、簡易にデータベースを作成できます。
しかし、データベースを作成後は、データ抽出ということがメインになってきます。
その時に利用するのが、クエリであり、クエリを使いこなすようになれると、ACCESSは本当に便利になります。
クエリは、常に柔軟な発想をもって作成しましょう。
このブログはこんな人にお勧め
- ACCESSを利用している人
- ACCESSで、クエリを勉強している人
- ACCESSのクエリで、期間でデータを抽出したい人
このブログを、読み終わるころには・・・・
DateAdd関数を使うので、期間に関してのデータ抽出を、理解できるようになると思います。この発想がないために、私は、10時間くらいハマりました。
私の失敗談ですが、共有できたらと思います。
DateAdd関数
DateAdd関数は、ACCESSでは、よく利用する関数です。
カンタンに説明すると、日時に時間を加算します。
例えば、本日から、7日後というようなデータ抽出が、カンタンにできます。
ACCESSでは、期間で、データ抽出をするのが、基本ではないでしょうか?
期間でターゲット層を絞り込むことはよくあることです。
私の場合、15日後のデータを抽出したかったのです。
15日後のデータ抽出 作業手順 その1 データベース確認
このようなデータがあります。
本日は、6月16日なので、6月16日から、15日経過したデータを抽出したいと思いました。
失敗はココから始まります。
15日経過したデータなので、15日を加算すると考えたのです。
15日後のデータ抽出 作業手順 その2 失敗例
失敗例 その1
到着日+15
当然反応はありません。
失敗例 その2
<DateAdd(“d”,15,Date())
この式なら、全部を抽出します。
失敗例 その3
DateAdd(“d”,<15,Date())
この式も、全部を抽出します。
この時点で、頭が回らず、どうしようもない状態になっていました。
15日後のデータ抽出 作業手順 その3 成功例
ココが重要なのですが、到着日から、15日後のデータを抽出するということは、
到着日から数えて、15日前のデータなるという発想がありませんでした。
この発想がないと、クエリは使いこなせないと痛感したものです。
<DateAdd(“d”,-15,Date())
これが正しい数式になります。
こんな感じで抽出できました。
15日後のデータ抽出 作業手順 その4 応用例
支払い期限が過ぎたデータを抽出する
車検切れのお客様を抽出する
商品到着後してから、7日後に、お客様へ連絡する
色々と応用が利くと思います。
ここがポイント
営業での鉄則ですが、新規のお客様を探すより、既存のお客様にリピーターになってもらうのが、一番売上が上がると思います。リピーターになってもらうためには、細目にお客様とコンタクトを取ることではないでしょうか?Excelでも、もちろん抽出はできますが、ACCESSは、いったんクエリを作成すると、半永久的にデータを抽出してくれます。
Excelのように、いちいち、フィルターで抽出するようなことはありません。
わずかな時間かもしれませんが、この時間を節約することが大切です。
節約した時間は、人材育成、戦略会議等に利用できます。
まとめ
今回は、カンタンな内容だと思います。
しかし、この失敗例を共有したいと思いました。
それは、失敗から学んだほうが、より早く理解できるからです。
今回も最後まで読んできただき、ありがとうございました。
今回のサンプルファイルは、No232です。
わからない事を延々と考えるのは、無駄です。
- なんで作動かないの?
- もうやだ!VBAなんか嫌い!
- ネットで調べても情報がない!
必ず作動するコードが、ここにあります。